これらは、コストの削減、ペーパーレス、品質の向上などCALS導入による効果と一致している。
・メンテナンスコストの激減
・グロサリー利用による瞬時情報検索の実現
・ペーパーレスによるスペース、及び管理コストの削減
・品質の向上、新製品市場導入の早期化
・その他のドキュメントのデータベース化
・自動翻訳による翻訳作業の削滅
このような、文書管理システムに国際標準を取り入れ、データベースによって一元管理するといった取り組みは、海外では盛んに行われている。
しかし、日本、とりわけ情報化が遅れていると言われている行政機関においては、CALSを適用した姿は見えにくい。そのため、次に、日本の行政機関においてCALSを適用することによってどのような効果があり、さらにそのための課題にはどのようなものがあるのか見ていきたい。
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